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初心者でも使える、でも制作者も惹かれるWordPressテーマ3選

最終更新:2026年04月15日

初心者でも使える、でも制作者も惹かれるWordPressテーマ3選

こんにちは、湖と月デザインです。

「ホームページを自分で作ってみたい」という方や、「新しくサイトを立ち上げたい」という方から、いちばん多く聞かれるのが「どのテーマを使えばいいですか?」という質問です。

いまやWordPressのテーマは数え切れないほどありますが、私がお勧めできるのは、実はほんのわずか。それは「初心者が迷わない優しさ」と「プロが唸るほどの設計の美しさ」を両立しているものだけです。

今回は、私が個人的にも「いいテーマだなぁ」と見惚れてしまう、3つのテーマを深掘りしてご紹介します。

WordPressをはじめる前の、ちょっとした準備

テーマを選ぶ前に、まずは「土地」と「住所」を整える必要があります。

  • 準備: サーバー(土地)を借りて、ドメイン(住所)を決める。
  • 設定: サーバーにWordPressをインストールする。

最近は、どのサーバー会社さんでも「簡単インストール」というボタンひとつで準備が整うようになりました。

昔に比べれば、本当に便利な時代です。でも、ボタンを押した後に「どのテーマを選ぶか」で、その後の運用のしやすさは大きく変わります。

私が惹かれる、3つのテーマ

単なる機能の多さではなく、その裏側にある「思想」に惹かれている3つです。

SWELL「引き算の美学が、書く人を自由にする」

表示速度が速く、シンプルで扱いやすい。書くことへの心理的なハードルを、するりと下げてくれるテーマです。

【初心者におすすめな理由】

  • 直感的な操作性
    難しいコードを知らなくても、クリックひとつでボタンを作ったり、見出しのデザインを整えたりできます。
  • プラグインの最小化
    通常、目次や画像遅延読み込みなどには別のプラグインが必要ですが、SWELLはそれらを標準装備しています。「何を入れたらいいか」で迷う時間を、執筆の時間に変えてくれます。

ここが「プロの視点」

多くのテーマが「足し算」で機能を増やすなか、SWELLは「いかにノイズを削ぎ落とすか」という引き算の美学で作られています。出力されるコードが驚くほど整然としており、それがそのまま表示速度やSEO(検索エンジン対策)の強さに直結しています。

Snow Monkey「どんな願いも拒まない、無限の懐」

デザイン性に優れ、コーポレートサイトなどの自社サイトを作りやすい。「こんなことがしたい」という好奇心を、決して否定しない。そんな頼もしさがあります。

【初心者におすすめな理由】

  • 積み木のような楽しさ
    専用プラグイン「Snow Monkey Blocks」を使えば、パズルのようにパーツを組み合わせてページが作れます。
  • 成長できるテーマ
    最初はシンプルに、慣れてきたら複雑に。自分のスキルアップに合わせて、サイトの表現力をどこまでも広げていける安心感があります。

ここが「プロの視点」

開発者のキタジマさんの思想は「100%の完成品を渡す」ことではなく、「つくり手が120%まで高められる余白(間)」を残すことにあります。使う人の腕次第で、企業のコーポレートサイトから複雑なメディアまで、どんな形にも姿を変えられる懐の深さがあります。

Lightning「誠実という名の、ゆるぎない基盤」

派手さはないけれど、絶対に裏切らない。日本のビジネスシーンにおける「正統」です。

【初心者におすすめな理由】

  • 迷わない構成
    日本のビジネスサイトに「必要なもの」が最初から配置されています。構成に悩むことなく、情報を埋めていくだけで信頼感のあるサイトが出来上がります。
  • 確かな日本語サポート
    開発元が国内企業であり、公式ドキュメントが非常に充実しています。「わからない」がすぐに解決する環境は、初心者にとって最大の味方です。

ここが「プロの視点」

Lightningの強みは、その「堅牢さ」にあります。不具合が許されないお寺や病院、士業の方などのサイトにおいて、アップデートの安定性とサポートの厚さは何物にも代えがたい安心感です。常にメンテナンスが行き届いた「信頼のインフラ」のようなテーマです。

各テーマの価格と契約スタイル

長く付き合うものだからこそ、お金の仕組みもシンプルに知っておきたいですよね。

テーマ名

価格(税込)

契約スタイル

備考

SWELL

17,600円

買い切り

アップデートも追加費用なし

Snow Monkey

16,500円 / 年

サブスクリプション

更新を止めるとサポートとアプデが停止

Lightning

9,900円 / 年〜

サブスクリプション

無料版もあり。Pro Unitは年額制

SWELL:一度きり、ずっと相棒

17,600円を一度支払えば、その後の追加費用は一切かかりません。アップデートもずっと無料。この「一度手に入れたら、ずっと自分のもの」という潔さは、はじめての方にとって一番の安心感かもしれません。

Snow Monkey:進化を支える、年額制

16,500円を毎年支払う形です。これはいわば「開発者の情熱と、最新の機能」を常に受け取り続けるためのチケット。更新を止めると最新の機能が受け取れなくなるので、常に一線で使い続けたい「攻め」の姿勢の方に向いています。

Lightning:必要な分だけ、積み上げる

ベースとなるテーマは無料で、より高度な機能が欲しいときに「G3 Pro Unit」というプラグインを年額9,900円〜で購入します。まずは無料版で試してみて、必要に応じて「鍵」を増やしていくような、慎重な進め方ができるのが魅力です。

※価格は2026年3月現在のものです。

公開前に、忘れてはいけない「鍵かけ」の話

家を建てたら、鍵をかける。Webの世界でも、それは同じです。

  • 管理画面にベーシック認証を
    ログイン画面の前に、もう一つの扉を作る。
  • ログインURLを変える
    SiteGuard WP Plugin」などのツールを使って、入り口の場所を隠してしまう。

これだけで、不正アクセスのリスクはぐんと下がります。技術的なことというより、大切な場所を守るための、ちょっとした「気遣い」ですね。

私たちのこだわり

さて、ここまでおすすめのテーマを紹介してきましたが、最後に私の「仕事の流儀」についてもお話しさせてください。

「湖と月デザインでは、既存のテーマありきの制作(クライアントワーク)はお受けしていません。」

これには、明確な理屈があります。 既存のテーマは、万人が着られるように作られた「吊るしの着物」のようなものです。誰にでも合うように作られているからこそ、その人にとっては「長すぎる丈」や「余分な飾り」が含まれてしまう。

私は、お客様の事業の「根っこ」を深く掘り下げて、その土地、その場所にふさわしい**「専用の設計」**をすることを大切にしています。あらかじめ用意された型に流し込むのではなく、何もないところから一針ずつ、糸を紡ぐようにコードを積み上げていく。

これらのテーマを素晴らしいと思う気持ちはありますが、「あなたのためだけに仕立てる、嘘のない場所」を作りたい。 その頑固なこだわりが、数年後のサイトの軽やかさや、運用のしやすさに繋がると信じているからです。

まとめ

自分に合ったテーマを選んで、楽しみながら物語を綴る。 あるいは、最初からプロと一緒に、腰を据えて「自分たちの場所」を築き上げる。

どちらが正解、というわけではありません。大切なのは、あなたがその場所を「愛せるかどうか」だと思うのです。

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