「制作途中で止まっていたサイトが、どこまで改善されたのか」。何より分かりやすいのは、実際の数字で見ていただくことだと思います。公開後の京都ドローンパイロット養成スクール様のサイトを、私たちが独自に提供しているSEO診断ツールで測定したところ、以下のスコアが出ています。
デザインを整えることと、検索エンジンにきちんと評価される作りにすることは、実は別の努力が必要です。今回、フルサイトエディティングでの実装や、後述するセキュリティ対応も含めて、見た目だけでなく「土台」からきちんと作り直したことが、このスコアにも表れているのではないかと思います。診断の詳しい内容は、バナーのリンクからどなたでもご覧いただけます。
止まってしまったプロジェクトは、決して珍しい話ではない
以前依頼していた制作会社から、ある時を境に連絡が来なくなった。進捗の報告もないまま、ページは一部できているのに公開できない。修正をお願いしたくても、誰に、どう連絡すればいいのか分からない。今回ご相談をいただいた京都ドローンパイロット養成スクール様が置かれていたのは、そんな宙ぶらりんの状態でした。
「制作会社と連絡がつかなくなった」「途中まで作ったけれど、完成まで進まない」というご相談は、決して珍しいものではありません。日経コンピュータが行っている「プロジェクト実態調査」では、1,745件のシステム導入・刷新プロジェクトのうち、成功率は52.8%、失敗率は47.2%という結果が出ています(2018年調査)。

さらに直近では、社会人教育サービスのEdWorksが2025年11月に情報通信業の技術系人材1,003人を対象に行った調査で、過去のプロジェクトにおいてスケジュール遅延・品質問題・コスト超過のいずれかの形で「失敗」を経験した割合は66%にのぼると報告されています。つまり、Web制作やシステム開発の現場では、プロジェクトが計画通りに進まないことのほうが、むしろ珍しくないとも言えます。京都ドローンパイロット養成スクール様だけが、特別に運が悪かったわけではありません。

法律専門出版社の第一法規が『Web制作「発注」時の現場トラブル回避術』という実務書を刊行しているほど、業界の中では構造的に起こりやすい問題だとされています。特に小規模な制作会社ほど、担当者1人に案件が集中しやすく、その方が体調を崩したり、離職したりするだけで、プロジェクト全体が宙に浮いてしまう。法人としての窓口ではなく、個人のやり取りに依存した進行になっていると、こうした事態が起きやすくなります。今回も、そうした構造の中で生まれてしまった状況のひとつだったのだと思います。
まずは、今あるものの棚卸しから
ご相談をいただいた時点で、最初に取りかかったのは、今あるものの棚卸しでした。すでにできているページはどこまでか。ドメインやサーバーの契約は誰の名義になっているか。今後どういう形で情報を更新していきたいか。こうした一つひとつを丁寧に確認したうえで、取り組む順番を2段階に分けることにしました。
まずは、現在必要となっている情報をきちんと掲載し、公開できる状態にすること。そのうえで、サイト全体のデザインを改めて見直していく。焦って一気に作り直すのではなく、まず「止まっている状態」から抜け出すことを最優先にした進め方です。
「せっかくなら、京都らしさもしっかり表現したい」。ヒアリングの中で印象に残ったのは、この言葉でした。制作が止まってしまっていたという、決して楽しい状況ではないなかでも、「どうせやり直すなら、ちゃんと良いものにしたい」という前向きな気持ちを持っていただけていたことが、私たちにとっても大きな支えになりました。整理すると、課題は大きく2つに分かれていました。
01|途中で止まっていたサイトを完成させる
必要な情報を整理し、Webサイトとしてきちんと公開できる状態まで仕上げること。すでにある文章や素材、以前の制作会社とのやり取りの中で決まっていたことなど、既存の制作物をできる限り活かしながら、サイトとして成立させる必要がありました。ゼロから作り直すのではなく、「今あるものをどう活かすか」から考える必要があったのが、通常の新規制作とは違うところです。
02|サイトの印象を一から整える
情報を載せるだけではなく、「京都ドローン」という名前にふさわしいデザインへ。ドローンというと、無機質でテクノロジー然としたイメージになりがちですが、そこに京都らしい雰囲気もあわせて表現したい、というご要望でした。
受講者は40〜50代が中心。だからこそ「親しみやすさ」が要る
デザインの方向性を考えるうえで、もうひとつ意識したことがあります。

それは、ドローンスクールの受講者層です。業界の他スクールの調査によると、受講生の年齢層は40〜50代がボリュームゾーンとされており、定年後を見据えたセカンドキャリアとして資格取得を検討する方が、年々増加しているといいます。ドローンの国家資格制度自体、2022年12月に始まったばかりの新しい制度であるため、「今のうちに取得しておけば先行者利益を得やすい」という考え方も、こうした層に広がっているようです。
つまり、このサイトを訪れる人の多くは、若いテクノロジー好きというよりも、人生の次の一歩として、少し緊張しながらページを開いている40〜50代の方だと考えられます。無機質でハイテクな見た目を強調しすぎると、かえって「自分には縁遠い世界かもしれない」と距離を感じさせてしまう。京都らしい柔らかさや親しみやすさを大切にしたのは、単なる好みの問題ではなく、実際に問い合わせをする人の気持ちに寄り添うための、必然的な選択でもありました。
制作方針:「京都らしさ」と「ドローンの軽やかさ」を両立する
今回、具体的なデザインのご指定があったわけではありませんでした。「京都らしく、明るい感じで」という大きな方向性はいただいていたものの、色見本やイメージ画像のような具体的な素材があったわけではなく、そこは私たちの方で、ヒアリングをもとに言語化していく作業から始まりました。そこでまず、色・余白・フォントといった、デザインの基礎となる部分から方向性を整理していきました。
そこに京都らしい和のテイストを重ねながら、重たくなりすぎない、明るく親しみやすいデザインを目指すこと。和の色やモチーフを取り入れつつ、ドローンが持つ「空」「飛ぶ」「広がる」というイメージも表現する。京都の伝統感と、ドローンという現代的なテクノロジーを、無理なく同じ画面の中に置くこと。それが、今回の制作方針の軸になりました。「和風」と聞くと、落ち着いた、ともすれば重厚で堅苦しいイメージを持たれることも多いのですが、今回目指したのは、その真逆に近い方向性です。
デザイン:京都らしい和のテイストを、明るく現代的に
色
京都らしさを感じられる色をベースに、サイト全体のトーンを設計しました。伝統的な和の配色をそのまま使うと、どうしても落ち着きすぎた印象になってしまうため、彩度や明度を調整しながら、現代的なWebサイトとして違和感のない範囲に落とし込んでいます。国家資格や専門技能講習といった、信頼性が求められる情報を扱うページだからこそ、派手になりすぎず、かといって地味にもなりすぎない、そのバランスを意識しました。
余白・レイアウト
国家資格講習や専門技能講習、費用など、情報量の多いサイトだからこそ、余白をしっかり取り、読みやすさを意識しています。講習の種類、料金、助成金の有無など、比較検討する際に必要な情報が多い業種でもあるため、詰め込みすぎて読みにくくなることのないよう、情報のまとまりごとに余白で区切り、視線の流れを整理することを心がけました。
フォント
サイトの雰囲気と、情報としての読みやすさ。その両方を考えながら選定しました。和の雰囲気を出したいからといって、装飾性の強い書体を多用してしまうと、肝心の講習内容や料金といった実務的な情報が読み取りにくくなってしまいます。見出しでは京都らしい柔らかさを感じられる書体を使いつつ、本文はあくまで読みやすさを最優先にする、という使い分けをしています。40〜50代の方にも無理なく読んでいただけるよう、文字サイズや行間にも配慮しました。
イラスト
和風のテイストを取り入れながら、明るく親しみやすいイラストを制作しました。「和風=重厚」になりすぎないことを意識し、京都らしさとドローンの軽快さを両立させています。写真だけでは伝えきれない、スクールとしての親しみやすさや雰囲気を補う役割を、イラストに持たせました。
実装:フルサイトエディティングで、更新しやすい土台に
今回のWordPress構築では、「フルサイトエディティング(Full Site Editing、通称FSE)」という仕組みを採用しました。あまり聞き慣れない言葉かもしれないので、少し詳しくご説明します。

従来のWordPressサイトの多くは、テーマ(サイトの見た目を決めるプログラム)の内部が専用のコードで書かれていて、変更できる範囲は「テーマカスタマイザー」が用意している、色やフォント、ウィジェットの配置といった限られた項目だけでした。ヘッダーの構成を変えたい、トップページのレイアウトを組み替えたい、といった要望が出るたびに、コードを書ける人に依頼する必要があったのです。
フルサイトエディティングは、この前提を大きく変える仕組みです。WordPress公式ドキュメントでは、「ヘッダー、フッター、その間にあるすべてのものを含め、サイト全体をブロックでデザインできる」機能と説明されています(公式ドキュメント「Site Editor」)。2022年1月リリースのWordPress 5.9から導入された、比較的新しい標準機能です。ページ本文を書くときと同じ「ブロック」の感覚で、サイト全体のテンプレート(ページの型)を組み替えられるようになりました。

具体的には、「テンプレート」と「テンプレートパーツ」という2つの考え方があります。テンプレートは、記事ページや一覧ページなど、ページの種類ごとの型のことです。テンプレートパーツは、ヘッダーやフッターのように、複数のテンプレートで使い回す部品のこと。ヘッダーを一箇所で編集すれば、そのヘッダーを使っているすべてのページに反映される、という仕組みです。これにより、たとえば「トップページのお知らせ欄の位置を変えたい」「ヘッダーの電話番号表示を目立たせたい」といった調整を、コードを書かずに、管理画面上のブロック操作だけで行えるようになります。
今回、この仕組みをあえて採用したのには理由があります。今回のご相談の発端が、「以前の制作会社と連絡が取れなくなった」ことだったからです。もし今後、同じように「ちょっとした修正をお願いしたいのに、誰に頼めばいいか分からない」という状況が起きたとしても、フルサイトエディティングであれば、専門的なコードの知識がなくても、ある程度の調整をご自身で行っていただける可能性が広がります。もちろん、大きなデザイン変更や機能追加、複雑なレイアウトには専門知識が必要になりますが、「日々の小さな更新のたびに、外部に頼らざるを得ない」という状態からは、距離を置けるようになります。今回の制作で大切にしてきた「不信感を残さない」という考え方は、制作中のコミュニケーションだけでなく、公開後の運用のしやすさという形でも、反映させたいと考えました。
セキュリティ:WordPress本体の脆弱性「wp2shell」への対応
もうひとつ、公開にあたって対応したことをご紹介します。2026年7月、WordPress本体に関わる重大な脆弱性が報告されました。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が同年7月22日に公開した注意喚起によると、REST APIのバッチ処理に関する脆弱性(CVE-2026-63030)と、SQLインジェクションの脆弱性(CVE-2026-60137)を組み合わせることで、認証なしに遠隔からコードを実行できる状態にあったと報告されています。発見者によって「wp2shell」と名付けられたこの問題は、深刻度を示すCVSSスコアが9.8(10点満点中)という、最上位クラスの危険度でした。特別なプラグインを入れていない、標準構成のWordPressでも影響を受けるとされ、WordPress.org側が対象バージョンに対して自動更新を強制的に有効化するという、異例の対応を取っています。
今回の京都ドローンパイロット養成スクール様のサイトでも、この情報を受けて、WordPress本体およびプラグインのバージョンを速やかに確認し、修正版(6.8.6/6.9.5/7.1.1)が適用された状態であることを確認しています。せっかく時間をかけて止まっていたサイトを立て直したのに、その直後に新たな脆弱性でトラブルに見舞われては、元も子もありません。「作って終わり」ではなく、公開後も安心して使い続けていただけること。これも、私たちが大切にしている制作の一部です。
制作途中からの引き継ぎ:まずは「今必要な情報」を整理するところから
制作途中からのプロジェクトだったため、いきなりデザインを作り込むのではなく、まずはWebサイトとして必要な情報を整理するところから始めました。

サイト全体の構成、各ページの情報、国家資格講習の情報、専門技能講習の情報、講習費用、助成金、お問い合わせ・申込み導線。ひとつずつ整理し、サイトとして成立する形に整えていきました。引き継ぎというと、既存のものをそのまま形にするイメージを持たれるかもしれませんが、実際には「何が足りていて、何が足りていないか」を一から棚卸しする作業でもあります。
特に助成金の情報は、丁寧に扱う必要がありました。ドローンの国家資格取得には、法人であれば厚生労働省の「人材開発支援助成金」を使うことで、企業規模や条件によっては受講費用の最大75%が助成される可能性があります。個人の場合も、「教育訓練給付制度」の対象講座であれば、受講費用の一部が支給されることがあります。ただし、いずれも受講すれば自動的に支給されるものではなく、訓練開始前の計画届提出など、事前の手続きが必要になる制度です。セカンドキャリアとして自費での受講を検討している40〜50代の方にとっては、費用面の不安を左右する重要な情報でもあります。こうした「間違えると受給できなくなる」性質の情報だからこそ、サイト上での伝え方には、正確さと分かりやすさの両方が求められました。
「不信感」を残さない制作進行
今回、デザインやコーディングと同じくらい大切にしたのが、制作の進め方そのものでした。以前の制作会社とのやり取りを通して、京都ドローンパイロット養成スクール様の中には、少なからず不信感が生まれてしまっていたと感じたからです。「また同じことになるのではないか」という不安を抱えたまま進めるプロジェクトは、たとえ最終的に良いものができたとしても、その過程がずっと苦しいものになってしまいます。
そこで、次のようなことを意識して進行しました。
- 進捗をきちんと共有する
- 次に何をするのかを明確にする
- 制作物を確認しながら進める
- 不明点をそのままにしない
- 必要な文章についてもサポートする
特別なことをしているわけではないかもしれません。ただ、一つひとつを「なんとなく」ではなく、はっきりと言葉にして共有することを徹底しました。「今、何が終わっていて、次に何が動くのか」が見えているだけで、進行に対する安心感はまったく違うものになります。連絡が途絶えるという経験をされた方にとっては、「返信が来ること」「次の予定が分かっていること」自体が、すでに大きな安心材料になります。デザインの良し悪し以前に、「ちゃんと前に進んでいる」と感じていただけること。今回のプロジェクトでは、ここが一番大切な部分だったと思っています。
制作期間、4ヶ月のおおまかな内訳
今回の制作期間は、トータルで4ヶ月でした。新規制作とは違い、引き継ぎ特有の作業が最初に挟まる分、大まかな内訳は次のようになります。

1ヶ月目:現状の棚卸しと情報整理
既存のページ、ドメインやサーバーの状況確認、必要な情報の洗い出し。ここが一番地味で、一番大切な時期でした。
2ヶ月目:デザインの方向性決定
色・余白・フォントといった基礎部分の方向性を固め、キービジュアルやイラストのテイストをすり合わせていきました。
3ヶ月目:デザイン制作・コーディング
各ページのデザインを作り込みながら、並行してコーディングとWordPress構築を進めていきました。
4ヶ月目:文章の調整・最終確認・公開
文章作成のサポートをしながら、表示崩れや誤字などの最終チェックを行い、公開へ。
もちろん、実際にはここまできれいに区切れるものではなく、行き来しながら進む部分もありました。それでも、いつ・何をしているのかが見えている状態を保つこと自体が、今回のプロジェクトにおいては大切な意味を持っていたと感じています。
同じように、制作が止まってしまっている方へ
もし今、これを読んでくださっている方の中に、同じような状況の方がいたら。最後に、私たちが今回、最初に確認した項目を共有しておきます。ご自身で状況を整理する際の、参考にしていただけたら嬉しいです。

- ドメインの管理者情報:ドメインの契約が、自社名義になっているか、制作会社名義になっているか
- サーバーの契約状況:サーバーの契約者・支払い状況、ログイン情報の所在
- これまでの制作物の所在:デザインデータ、原稿、写真素材などが、どこに・どんな形で残っているか
- 公開済みの範囲:どのページまで実際に公開されていて、どこからが未完成か
- 過去のやり取りの記録:以前の制作会社との間で、何が決まっていて、何が保留になっていたか
特にドメインとサーバーの管理者情報は、次の制作会社に引き継ぐ際に欠かせない情報です。ここが分からないまま止まってしまっているケースも少なくないので、もし心当たりがあれば、まずはこの5つから確認してみることをおすすめします。
今回のデータから、何が言えるか
ここまで、いくつかの数字を挙げてきました。一度、並べて整理しておきます。
データ | 数値 | 出典 |
ITプロジェクトの成功率 | 52.8%(失敗率47.2%) | 日経コンピュータ「プロジェクト実態調査」(2018年) |
プロジェクトで「失敗」を経験した割合 | 66% | EdWorks調査(2025年11月、情報通信業技術系人材1,003人対象) |
ドローン国家資格制度の開始 | 2022年12月5日 | |
ドローン国家資格の取得者数 | 45,100名以上 | 国土交通省発表(2026年4月末時点) |
登録講習機関(ドローンスクール)数 | 全国約680校 | |
国内ドローンビジネス市場規模 | 2025年度4,973億円(前年度比+13.8%)、2030年度9,544億円予測 | |
ドローンスクール受講者の年齢層 | 40〜50代がボリュームゾーン | 業界スクールの受講生統計 |
人材開発支援助成金(法人向け) | 最大75%助成 |
こうして並べてみると、いくつかのことが見えてきます。
まず、Web制作やシステム開発のプロジェクトが計画通りに進まないことは、実はそれほど珍しくないのだということです。成功率が5割前後、失敗の経験率が6割を超えるという調査結果を見ると、今回のようなご相談も、特別な不運というより、この業界にありがちな事情のひとつだったのだろうと感じます。だからこそ、途中で止まってしまったこと自体を、あまり気に病む必要はないのだと思います。それよりも大切なのは、そこからどう立て直していくか、なのではないでしょうか。
次に、ドローン業界そのものは明確な成長産業だということです。2022年に生まれたばかりの国家資格制度に、すでに4万5千人以上が挑戦し、市場規模も年率10%を超えるペースで拡大を続けています。一方で、資格を取得できるスクールは全国に680校と選択肢も多く、受講者から「比較検討される」時代に入っています。市場が伸びているからこそ、Webサイトという入り口の質が、これまで以上に大切になってきているのだと感じます。
そして、受講者の中心が40〜50代のセカンドキャリア層だという事実は、デザインや情報設計の方向性そのものを左右します。若い世代向けの、無機質でスタイリッシュなテクノロジー訴求ではなく、初めて資格取得を検討する人が気負わずに問い合わせられる、親しみやすさと信頼感。今回、京都らしい柔らかさを大切にしたのは、単なる好みではありません。こうした受講者の方々の顔を思い浮かべながら選んだ、ひとつの答えでした。助成金の情報を正確に、分かりやすく整理する必要があったのも、費用面への不安が大きいこの世代だからこそ、なおさら重要だったのだと思います。
まとめ:制作途中からでも、Webサイトを完成まで
制作会社とのやり取りが滞り、途中で止まってしまったWebサイト。まずは必要な情報を整理して公開できる状態にし、そのうえで京都らしいデザインへと刷新していきました。デザインを整えること以上に、「止まっていたものを、もう一度動かす」というプロセスそのものに、今回は大きな意味があったように思います。

ドローンスクールを取り巻く環境にも、改めて触れておきます。ドローンの国家資格(無人航空機操縦者技能証明)制度は、2022年12月5日の航空法改正によって始まった、まだ新しい制度です。国土交通省の発表では、資格取得者(技能証明保有者)はすでに45,100名以上(2026年4月末時点)にのぼり、資格を取得できる登録講習機関、いわゆるドローンスクールは全国に約680校あります。

日本国内のドローンビジネス市場自体も、インプレス総合研究所の調査によると2025年度で4,973億円(前年度比13.8%増)、2030年度には9,544億円まで拡大すると予測されています。
市場が伸びていて、スクールの選択肢も全国に680校ある。そして受講者の中心は、セカンドキャリアを見据えて情報を吟味する40〜50代の層。つまり、じっくり比較検討されることを前提にしたサイトづくりが、これからますます重要になっていく分野だということです。助成金のように、知っているかどうかで負担額が大きく変わる情報も多く、そうした情報をきちんと、分かりやすく届けられるかどうかが、選ばれるスクールとそうでないスクールの分かれ目になっていくはずです。そんな中で、Webサイトが「途中で止まったまま」になっているのは、機会の面でもやはりもったいないことだと思います。
「制作会社と連絡がつかなくなった」「途中まで作ったけれど、完成まで進まない」。そうしたWebサイトの引き継ぎから、企画・デザイン・実装まで、湖と月デザインでは対応しています。今、同じような状況で止まってしまっているサイトがあれば、まずは今の状態を一緒に整理するところから、お気軽にご相談ください。

